はじめに
2004年8月にバンコクからホーチミンまでバスで旅した時の日記です。
シェムリアップ → プノンペン
トンレサップ湖の北をバスで周るコース(5$)と、トンレサップ湖を船で渡るコース(25$)があり、 両コースともシェムリアップ内の多くのゲストハウスで購入できます。バスを選択した人に聞いた話によると、シェムリアップ~プノンペンのバスコースはそれほど悪路ではなく、 時間はかかるが問題ないとのことでしたが、良いという話を多々聞いていた航路を選択しました。
出発当日、朝起きたら外は雨。ボートでの移動になるので不安が募ります。5:30にゲストハウス前までピックアップトラックが来る予定でしたが、5:50頃に到着。東南アジアにしては正確な方ですが、運転手は自分が遅れておきながらも早くしろと言わんばかりにキレていました…。その性格通りかなり荒い運転で、山積みにされた乗客の荷物が滑り落ちないこと、事故にあわないことを祈り続けることになりました。
船着場到着は7時頃でした。船の乗り場では雨による凄まじいヌカルミと物売り攻撃にたじろぎつつも、無事プノンペン行きの船に乗ることができました。船には屋根があり、しっかりした高速船で安心しました。航路は沈没や川賊に遭うという噂もありますが、この船なら大丈夫でしょう。
船内は狭いので屋上に登ってみたところ、欧米人に先を越されていました。
行けども行けども地平線しか見えません。トンレサップ湖の大きさが良く分かります。
しばらく進み、ようやく陸が出てきました。
集落を発見。どんなところにも人は住めるんですね。
晴れてきて景色がより素晴らしく感じられます。
水辺によく似合う高床式住居です。
人を発見!
子供達が手を振ってくれました。とてものどかで癒される光景です。
都会になってきました。
プノンペンはもうすぐそこです。
朝起きた時は土砂降りでどうなることかと思いましたが、少しずつ天候が良くなり、特に晴れてからのトンレサップ湖の風景はとても素晴らしいものでした。24$もしましたが航路を選択して大正解でした。
プノンペンには6時間後の13時頃、到着しました。
プノンペン
船を降りると、客引きが一斉に押し寄せてきました。しかし船の乗客はほとんど外国人ということもあり、私たちへの注目も分散されていたので、逃げ出してもしつこく追いかけてくるようなことはありませんでした。
流しのトゥクトゥクを捕まえ(3,000リエル)、ナリン2-GHにチェックイン(5$)。荷物を置いて、トゥール・スレン博物館、センターマーケット、ソリア・ショッピングセンターと観光してみました。
プノンペンの街並みです。
ショッピングセンターの窓から見降ろしたプノンペンの街並みです。
それにしてもプノンペンは徒歩で歩いている人が少なく、鋭い眼光で凝視されることが多いので、何となく不気味な街だなあという印象です。
道でばったりシェムリアップで会った日本人と偶然出会いましたが、彼もプノンペンは居心地が悪く、夜は出歩かない方が良いと言っていました。
私もすぐにベトナムに移動することに決め、ナリン2-GHに戻ってホーチミン行きバスチケットを購入しました(5$)。