はじめに
2006年7月にハノイを北から南まで統一鉄道やバス等で旅した際の日記です。
Cat Cat(カットカット村)へ
ツアー客はスロベニア人3人とオーストラリア人2人、ベトナム人2人に私の計8人でした。
サミットホテルからカットカット村へは徒歩で行きます。
民族衣装の現地民達とすれ違いました。
サミットホテルからしばらく歩くと、ようやく村らしきものが見えてきました。
村に入ると、民族衣装を身にまとった山岳民族がせっせと観光客相手に商売をしていました。完全な観光地となってしまっています。このまま帰ったのでは何のために山岳民族の村まで来たのか分からないので、ツアーが終わったら中心地から離れることを決めました。
ツアー終了後サミットホテルに戻り、バイタクをチャーターしてもらいました。Cat Catよりもさらに奥地にあるLao Chai , Ta Van , Giang Ta Chaiへむかうことにしました。
200,000VNDもしましたが、英語がしゃべれて物腰が低い方で、結果的には大当たりでした。
Ta Van , Giang Ta Chai(タヴァン、ザンタチャイ)へ
バイタクから見た景色。趣のある合掌造りのような形の住居です。
バイタクから見た景色
Lao Chaiへはバイタクで入ることができず、途中で降りて1時間ぐらい歩く必要があるとのことでした。その環境から、観光地化があまり進んでいないことが期待されるので行ってみたかったのですが、時間が無かったので諦めました。
タヴァンの集落に入っていきます。タヴァンはホテルビレッジという話で、欧米人が歩いてこの村まで来て泊まって帰るそうです。稲を刈る人や家畜など、今までの町ではあまり見られなかった山岳民族の昔ながらの生活も一部垣間見ることができました。
家畜でしょうか?野生でしょうか?
そして最後のザンタチャイ。ザンタチャイはサパから10km以上はなれていることもあり、昔ながらの家で生活する人々を見ることができました。
小物を売るためにずっと付いてくる女の子はいましたが、素朴な生活の姿を見ることができて、ようやくサパまで来て良かったと思えました。本当はもう少しサパにとどまり、さらに奥地の村々を訪ねたいのですが、それはまた次の機会に使用と思います。
サパの中心地に戻ってきました。民族衣装を着た現地の人々がたくさん集まってきていました。
ハノイで参加できるサパツアーは基本的に木・金曜日発で、土日のマーケットを見るというのがほとんどです。しかしサパ近郊の村々にはいつ行っても山岳民族がたくさんいるので、別に土日に行かなければ意味が無いということは全く無いと思います。
自分でラオカイまでの鉄道を取り、ラオカイでサパ行きのバスを取り、サパでトレッキングツアーに参加したりバイタクを利用して山岳民族の村に行けます。全て自分で調達した方が、今回の私のように余計なことに心配する必要も無いので良いと思います。
ただしベトナムの鉄道は常に混雑しているので注意が必要です。
サパからハノイへの帰路
本当にハノイへの帰りの列車のチケットは手に入るのでしょうか?サミットホテルのスタッフに尋ねると、ラオカイ駅の近くのレストランで受け取れるから大丈夫だと言われました。バス乗り場までサミットホテルのスタッフがバイタクで送ってくれ、そこからバスに乗り込みました。
ラオカイ駅付近まで来たところで「列車チケットはそのレストランで受け取れる」と言われ、一緒に降りました。サミットホテルの話は本当だった、と安心したのも束の間、レストランの店員に引換券を出せと言われました。サミットホテルにここで受け取れると言われたので電話して聞いてくれと言っても、電話は無いしチケットは渡せないの一点張り。
しかし時間は電車の発車時間まで残り10分。諦めてラオカイ駅に走って向かい、駅でチケットを購入して電車に乗り込みました。