はじめに
2006年7月にハノイを北から南まで統一鉄道やバス等で旅した際の日記です。
ハノイからラオカイへ
列車は1部屋4人構成で、私の部屋はベルギー人の同世代の若者が2人と私の3人でした。上の席にクーラーが付いているため、下段シートの私はひどく暑かったです。一方、上段のシートで寝ていたベルギー人は寒かったと言っていました。
ちなみにベトナムの寝台列車は、結構な確率で世界のバックパッカー達と同乗することになるので、色々情報交換ができて楽しいですし、英語の勉強にもなります(バスと比べると高いですが)。
列車は定刻の朝5:00頃ラオカイ駅に到着しました。
ラオカイからサパへ
ラオカイ駅を出ると、多数のベトナム人が名前の書かれたネームプレートを持って待機していました。私も自分の名前が書かれたネームプレートを持っているガイドを探しましたが、いくら探してもいませんでした。
やられた!と思い途方にくれていると、名前がたくさんかかれたリストを持った一人のベトナム人が、とりあえずバスに乗れと言ってきました。他に良い方法も思いつかないので、とりあえずバスに乗ってこの先どうしようかと悩んでいると、先ほどのベルギー人も暗い顔でバスに乗ってきました。話を聞いてみると、彼らも私と同じ境遇のようでした。
バスは山道をひたすら進んでいきます。途中には山岳民族の姿も見え、サパへの期待が膨らんでいきます。約30キロ程度しかないのですが、山道のため1時間近くかかりました。
サパ到着
サパの中心地です。予想よりはるかに発展していました。
山岳民族は確かにいるのですが、少しツーリスティック過ぎました。
バスはロイヤルホテルの前で止まりました。私は言われるがままにロイヤルホテルに入り、今までいきさつを説明すると、1人の若者のバイタクに乗せられ、サミットホテルに連れて行かれました。
そして、サミットホテルでも今までの経緯を説明したところ、どうやらサミットホテルに届いているようでした。ようやく一安心です。これでトレッキングと帰りのバスは何とかなりそうです。しかし、まだ帰りの列車の問題が残っています。
列車のチケットが無いことを伝えたところ「問題ない」と言われました。しかしプラカートの一件もあり、チケットを手に入れるまではどうも信用できません。とはいえ、せっかくここまで来たのだから、ひとまず列車のことは忘れてトレッキングに集中しようと考えることにしました。
私は朝9:30からカットカット村へ行くトレッキングツアーに参加することにしました。