はじめに
麗江を観光した後、景洪(西双版納、シーサンパンナ)まで飛行機で移動して、モンラー、国境越え、ウドムサイ、ルアンパバーンとバスで旅した際の日記です。
モンラーから国境の街、磨憨(モーハン)へ
ラオス ウドムサイ行きの国際バスの出発時間が不透明なため、朝早くに昨日バスが到着したモンラーバスターミナルへ行くことにしました。7:20頃バスターミナルに到着し、バスの近くにいた中国人に訪ねてみると、目の前のバスがそうだと言われました。なぜ1文字目(孟力)が同じ漢字なのか読み方からは想像もつきません。日本人的発想から想像すると、「孟力」は、音読みがウドムで、訓読みがモン?なのでしょうか?とはいえ、これが現地で通じる漢字であることは間違いないです。
バスに乗り込むと、バスはモンラーバスターミナルと通りを挟んで反対側にあるもう一つのバスターミナルに移動しました。
そこで1時間ほど待たされ8:30頃出発しました(42元)。中国のバスは田舎でも時間に正確らしいので、8:30が正しい出発時間だと思われます。
バスの中には中国人の乗客しかおらず、みなとても仲が良く、盛り上がっていました。小さい街だからなのか、団体客で仲良くなったのか、はたまたお国柄なのかは分かりませんでしたが、私には少し肩身の狭い旅路でした。
モーハンで国境越え まずは中国OUT
国境の街に到着したようで、皆バスから出て行ったので、私もとりあえず付いていきます。中国語がしゃべれないので推測ですが、とりあえず中国を出国してその先で再開するようです。
出国ゲートではパスポートをものすごい凝視されました。中国人は30秒ほどで抜けていくのですが、私は5分ぐらいかかりました。外に出ると、次はラオス側の入国をするように伝えられました。バスでは連れて行ってもらえないようです。
モーハンで国境越え ラオスIN
出国ゲートを越えて、ラオスの入国ゲートに向かう道です。また中国に来てね、とでも読むのでしょうか。
ネットで事前に入手していた情報では、ラオス側の入国ゲートまでは1kmぐらいあるという話でしたので、トゥクトゥクに乗って移動しましたが(3元)、300mほどしかありませんでした。
ラオス側の入国は至って簡単で、10秒ぐらいで判子を押してもらえました。ラオス入国はビザがいらなくなったとはいえ、実際に通るまでは若干不安でしたが、スムーズに行って一安心です。しかし安心したのも束の間、ラオス側に入国しても先ほどのバスが見当たりません。周りにも先ほどの乗客たちは見当たりません。
バックパックも預けていたので不安でしたが、どうしようもないので1時間ほど待ってみると、先ほどの乗客たちがちらほらとどこからか姿を現しました。そして、2時間ほど経った時、ガイドがラオス側に入国して来ました。不安だったのは私だけではなかったようで、中国人の乗客がガイドに詰め寄って怒っていました。
結局出発は12:30を過ぎており、なんとイミグレーションで3時間もかかってしまいました。これからこのコースを国際バスで通る方は、このことを知っておけば少しは心にゆとりが持てると思います。
国境を越えてウドムサイへ
国境から10分ぐらいは中国の風景となんら変わらず、漢字の売店などが目に付きます。道も舗装されています。中国がラオスを少しずつ侵食しているように感じました。
しかし、10分後には、ラオスらしい高床式住居が目に付くようになりました。中国にもありましたが、ラオスはほぼ全ての住居が高床式で、ラオスに入国したのを実感しました。
30分ほどは塗装された山道を順調に進んでいきましたが、その後どんどんと舗装率が低くなり、嫌な予感がしてきました。
その予感は的中し、途中から完全な未舗装の道になりました。バスは大きくゆれ、横転しそうになりながらもスピードを出そうと努力します。カンボジアで体験した未舗装道に比べればたいしたことはないのですが、いかんせん山道ということで、右に左に急カーブが加わるので、非常に疲れました。
ウドムサイ
結局、ウドムサイまでは国境を越えてから3時間半ほどかかりました。
ウドムサイはとても小さい町です。宿は地球の歩き方に載っていたリッタビサイGH(6$)に泊まりました。あまりきれいではありませんでしたが、英語が若干通じるので居心地はそれほど悪くありません。しかしながら、どこか事務的な印象を受けました。やはりまだ中国に近いことから、中国の文化が浸透しているのでしょうか。
ウドムサイの銀行では元をKipに両替できますが、16時には閉まっていたので要注意です。元についてはこの先のルアンパバーンよりもレートがよさそうなので、できれば換金しておいた方が良いと思います。
夕食はITISでお勧めになっていたKarya Restaurantで、しょうが(Ginger)とポークの炒め物を食べてみました。おいしいのですが、辛いので汗が吹き出てきて蚊が寄ってきます。
ウドムサイはすぐ暗くなるので、早めにホテルに戻り就寝しました。