はじめに
パクセからバスで南下するか、ホテルのツアーで南ラオスの見所を一気に周るかで悩みました。本当はバスでのんびり旅がしたいところですが、時間があまり無いこともありツアーで周ることにしました。
ツアーの内容としては、ホテルの貸し切り乗用車でブンカム(カンボジアとラオスの国境の町)で川イルカを見て、コーンパペーンの滝を見て、ワットプーを見るという流れです(80$もしました。)
パクセからブンカムへ
次の日は朝から大雨でした。バスを選択しなくて良かったと思う反面、雨の中周らなければならないことに落胆しました。ラオス人に聞いたところ、ラオスの雨はスコール的なものではなく、一日中雨が降り続くという話でした…というわけで、行きは雨でほとんど景色を楽しむことはできませんでした。
ブンカム
ブンカム到着後、すぐにボートに乗ってイルカの見れるポイントへ向かいました。
ちなみにブンカムは地球の歩き方の地図にも載っていますが、小屋が4つぐらいの村とも呼べない規模です。また、国境の街ということでイミグレーションもちゃんとあるのですが、係員はパジャマみたいな服装で、やる気も全く感じられません。通過しても何も言われませんでした。写真はボートの上から見たブンカムの様子です。
※後日、本当にあんな国境があっていいのかと気になり他のサイトを見てみましたが、どうやら私が行ったのはブンカムではなく、ブンカム付近の村だったようです。あのイミグレ風の建物はボートで国境を越えるようだったのでしょうか?真相は闇の中です(すいません。)
ボートに乗っている時は川イルカを全く見つけられなかったのですが、観測するための岸に着いて辺りを見渡すと、あちらこちらにイルカの姿が見られました。噂ではピンクと聞いていましたが黒かったです…。とはいえ、川で野生のイルカがたくさん見られる場所というのもあまり無いと思いますので良い経験になりました。
コーンパペンの滝
次に行ったコーンパペーンの滝はあまり落差が無く、いわゆる滝の雰囲気はありませんでしたが、メコンの水量を感じられました。
ワットプー
一日中降り続くと言われていた雨が上がり、道には人や動物が増えてきて、国道13号線はサファリパークのような雰囲気になってきました。その中を運転手は100キロ近く出すため、人や動物にあたらないか冷や汗ものです。
ワットプーへ行くには、フェリーで車ごとメコン川を越えなければならなりません。フェリーもバスと同じく、車で満席にならないと出発しない模様。写真はフェリー乗り場の横にあるメコン川沿いの町。
無事、対岸に着きました。
フェリーを降りた地点から、チャムパーサックという町を通過してワットプーへ向かいます。このチャムパーサックは赤土の道しかない非常に小さな村ですが、動物がたくさんおり、町の人も穏やかそうで、居心地が良さそうでした。
ワットプー到着。ワットプーはつい最近、ラオスで2番目の世界遺産に登録された場所です。観光客がたくさんいるだろうと想像していましたが、外国人旅行者は自分一人でした… 。
遺跡自体は崩壊気味でしたが、人がいないことも手伝ってか、とても神秘的な雰囲気を醸し出しています。
山の上から見た景色。
山の上にはこのような像が一体あるだけでした。
18時半ごろ宿に戻り、ツアーは終了しました。夜、カンボジアからラオスを抜けて中国に向かうという大学生と町で会い、食事を共にしました。ラオスで会った初めての日本人であり、彼にとっても日本人に初めて会ったとのことでした。彼はコーン島にしばらくいたらしいのですが、日本人はいなかったと言っていました。南ラオスはまだまだマイナーであると感じました。
翌日、ウボンラチャタニまで来た道を戻り、飛行機でバンコクを経由してそのまま日本に帰国しました。