はじめに
2005年3月にモロッコ、スペイン、ポルトガル、フランスを陸路で旅した際の日記です。
サハラ砂漠からワルザザードへ
サハラ砂漠からマアミドへは行きと同じくラクダで移動し、マアミドからワルザザードも同じくタクシーで戻りました。
ワルザザード
行きではワルザザード中心地から1kmも離れたホテルババに訳も分からず泊まってしまいましたが、今回は中心地にあるホテルエッサダに宿泊して(100DH)ワルザザードを堪能しました。
ロイヤルエアーモロッコでワルザザートからカサブランカへ
サハラ砂漠とワルザザード間は仕方ないですが、さすがにカサブランカまで陸路で戻る時間は惜しかったので、飛行機で一気にカサブランカまで戻ることにしました。
エアーモロッコの飛行機は44人乗りと非常に小さく、プロペラ機でした。エアーインディアに負けず劣らず、機体は大きく揺れました。無事カサブランカに着くと拍手が起こりました。
カサブランカからタンジェへ
タンジェ行き列車は、1等、17:15発、22時45分着のチケットを購入し、171DHでした。
これまで、基本的に茶色い家々が多かったのですが、北上していくにつれて白い家が目立つようになりました。地中海に近付いていることが感じられました。
タンジェ
夜遅くにタンジェに到着したため、宿がなかなか空いておらず、数件周った結果、新市街の中心部にあるホテルバトゥータに空きがあったので泊まりました。250DHもしましたが、非常に広く、トイレと風呂が別々という素晴らしい部屋でした。
タンジェはとてもきれいな街ですが、人の質は非常に悪いので気をつけましょう。まず到着日、タクシーで新市街に行く際に、20DHと言っていたのに、着いてみると50DHと言い出しました。20DHを渡すと何か文句を言って怒ってきましたが、無視して降りました。そして翌朝、朝食を食べるために町を歩いていると、勝手にタンジェを案内してくるモロッコ人に付きまとわれました。何度断ってもめげずに付いてくるため、走って逃げてまきました。ヨーロッパからの旅行者狙いでモロッコ中から悪い人たちが集まってくるのでしょうか。
フェリーでジブラルタル海峡を渡り、スペインへ
フェリー乗り場から見たタンジェの町並み
船チケットを144DHで購入し、港で出国手続きを行いました。アフリカとヨーロッパの中継地だけあり、パスポートチェックは入念に行われました。
アフリカ系とアラブ系の民族が海辺を歩いています。タンジェは欧米人も多く、多国籍な街でした。それにしても、海がとても綺麗です。
出航時間となりました。アフリカに別れを告げます。
非常に立派な船でしたが、デッキは風が非常に強く、体が浮かび上がりそうになりました。1,2時間でスペインに着くかと思いきや、3時間もかかってしまったため、スペインの数字を1000まで暗記してしまいました。スペイン入国の準備は万端です。
ヨーロッパが見えてきました。最初に目に付いた大きな岩山は、スペインの中にポツンと存在するイギリス領ジブラルタルという国だそうです(この時、初めて知りました)。スペインに着いたら、まずはジブラルタルに行くことになりそうです。