はじめに
2005年にニューデリーからコルカタまで鉄道で旅した時の日記です。
ニューデリーからアーグラへの鉄道切符購入
アーグラ行きチケットを買うため、魔の巣窟、ニューデリー駅に行きました。
まず初めに地球の歩き方に書いてあるInternational Tourist Bureauという外国人専用のオフィスを探しましたが、Tourist Informationとか、International Tourist Officeとか、紛らわしいのが大量にありどれが本物か分かりません。
困ったので、とりあえず電車のホームに行ってみようとしたところ、複数のインド人に行く手をさえぎられます…。彼らは「日曜だからチケットは変えない」といった趣旨のことを言ってくるのですが、真剣に道を塞がれることに違和感を感じ、彼らを無視して中へ入りました。すると、駅の暗い階段で2階に上ったところに、本物の外国人専用オフィスを発見しました。
このオフィスでTrain at a glanceという時刻表を30Rsで購入して、次のアーグラ行き電車を調べました。しかし、当日券はこのオフィスでは購入できず、駅1階の地元人向けカウンターでしか買えないと言われました。仕方が無いので、とりあえず先を見越してアーグラ→バラナシの3Aクラス(2/28 19:48:RajaKiMandi発~3/1 8:30:Varanasi着。料金は17$)のみを購入し、肝心のニューデリー→アーグラのチケットを買うために1階へ降りました。
駅1階の地元人向けカウンターがインドでまず最初に訪れる山場です。
1階へ降りてチケットを購入しようとすると、またしても騙そうとするインド人が大量に近付いてきます。近付いてくるインド人はみな怪しいので、窓口で購入しようとするも、この国では駅員までやる気が無く、違う窓口に行けと言うばかり…。駅員が反応してくれないため、仕方なく騙そうとしてくるインド人に話を聞いてみると、結局最後には駅を離れて自分たちのオフィスに連れて行こうとしてきます。
そこで仕方なく再度同じ窓口に行くと、今度は駅員が客と怒鳴りあいをしています。その喧嘩が終わるのを待ち話しかけてみるも、駅員は怒っていて何を聞いても返事をしてくれません。しかし、そんなことはお構い無しに、インド人達はその駅員から何とかチケットを購入しようと声を張り上げています。
その風景を見て、自分もこれをやるしか道が無いことに気付き絶望的な気持ちになりましたが、仕方が無いので駅員の機嫌が直るまでの約10分、荷物の盗難を気にしながら、チケットを買おうとするインド人達と壮絶な戦いの末、何とかチケットを手に入れました(Sleeper席で、11:30:Delhi発~14:25:AgraCantt着。料金は141Rsでした)。
結局チケットを手に入れるのに1時間近くかかってしまいました。
その後、パハールガンジに戻り、昨日購入できなかったコルカタからニューデリーへの飛行機チケットをShigetaTravelで購入しました(180$)。
ニューデリー駅のホームの様子です。
ニューデリー駅のホームの様子その2です。
鉄道内の様子です。Sleeper席なので横になっている方もいます。
品の良い乗客が多いのは、Sleeper席だからでしょうか。
車窓からの風景です。線路沿いで人々が作業をしています。拡張しているのかメンテナンスしているのか分かりませんが、列車が脱線しないか不安になります。
レンガ造りの家が目立ちます。
レンガ造りの家々とスラム街?
通過駅ではホームに馬が乗り入れていました。
ほぼ定刻どおりの14:30頃、アーグラカント駅に到着しました。