Research Artisanの設定

投稿者: | 2010年8月20日
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対象サーバについて

製品名 OpenBlockS 600
OS(kernel ver) Debian lenny(2.6.29)
CPU 600MHz(AMCC PowerPC 405EX)
メモリ 1GB(DDR2 SDRAM)
ストレージ 8GB(Compact Flash)

Research Artisanについて

bbcloneと比較して、解析対象のWebサイトにアクセスする際の速度への影響が少なく、見た目もきれいなアクセス解析ソフトです。

統計情報の取得にも優れており、アクセス数がある程度あるサイトには特にお勧めです。

Research Artisanlink

インストールの流れ

ソフトはこちらから最新版をダウンロードしてきます。

設定はこちらのマニュアルに書いてある通りに実施すればOKのため特に注意するところも無いのですが、Nucleus対応が必要なところがありますので念のため記事に残しておきます。

ra_coreフォルダはpublic_htmlより上の階層に配置すべきとありますので、当サイトのDocument Rootである/var/www/example/と同じ階層として/var/www/ra_core/に設置します。raフォルダは/var/www/example/ra/に設置します。

  1. 権限の変更
    www:~# chmod 777 /var/www/example/ra/setting
    www:~# chmod 777 /var/www/ra_core/application/tmp/logs
    
  2. データベースの作成
    www:~# mysql -u root -p
    Enter password:
    Welcome to the MySQL monitor.  Commands end with ; or \g.
    Your MySQL connection id is 27473
    Server version: 5.0.51a-24+lenny4-log (Debian)
    
    Type 'help;' or '\h' for help. Type '\c' to clear the buffer.
    
    mysql> create database [任意のDB名] character set utf8;
    Query OK, 1 row affected (0.00 sec)
    
    mysql> grant all privileges on [任意のDB名].* to dbuser@localhost;
    Query OK, 0 rows affected (0.00 sec)
    
    mysql> \q
    Bye
    
  3. 上記作業完了後、http://www.example.jp/ra/analyze/index.phpにアクセスするとインストール画面になります。

    インストール画面で聞かれるパスワードは、後で解析ページにログインする際に聞かれるパスワードになりますので、忘れないようにします。

    インストール終了後、Javascript用の解析タグが出てきますので、HTMLコンテンツのheaderに貼り付けることでアクセス解析が可能となりますが、モバイル端末やJavascriptがOFFの端末等では解析できないため、当サイトではPHP用の解析タグを使用します。

    上記インストール画面と同じURLからログインし、左下にある「PHPコードの確認」にてPHP埋め込み用コード(当サイトの場合のコードを下記に提示)をコピーします。

    <?php
      include '/var/www/example/ra/phptrack.php';
      _raTrack();
    ?>

    そして、nucleusのindex.phpに以下の通り貼り付けます。

    ・・・
    
    selector();
    
    include '/var/www/example/ra/phptrack.php';
    _raTrack();
    
    ?>

    以上でアクセス解析が可能となりますが、このままだとアクセス解析対象のサイトURLが長い場合、自動的にhttp://www.abc.com/abc/def/…yz.htmlのように「…」で短縮されてしまいます。そこで、以下の設定を行います。

    www:/var/www/ra_core# vi application/config/Config.php
    const MAX_DISP_LENGTH = 45;
    const MAX_DISP_LENGTH = 100;
    

    上記設定により100文字までは短縮されないようになります。

    さらに表示文字列を長くしたい場合は上記数値を変更して下さい。

    最後にapache側の設定を実施して終了となります。

    www:/var/www/ra_core# vi /etc/apache2/sites-available/01-example
    
    ・・・
    
      <Directory "/var/www/example/ra/analyze">
        Options FollowSymLinks
        AllowOverride all
        Order allow,deny
        allow from 192.168.0.0/255.255.255.0
      </Directory>
    
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